【青春18きっぷ】奥出雲のローカル線、木次線をゆく。
こんにちは、こんにゃくです
昨日は、鳥取の伯耆大山に登った後「大山ゲストハウス寿庵」にてもう1泊しました。
さて、あとは四国に向けて帰るだけなのですが…
せっかく山陰まで来たのですから、
青春18きっぷで鉄道の旅がしたい!
というわけで、中国地方の超ローカル線、木次線に乗ってきました。
木次線って、どこにあるの?
青い線が木次線です。
かつては、広島から急行列車も運行されていたみたいです。現在は宍道駅から備後落合駅まで通しで乗れる列車は、
1日3往復
普通列車は、
8時、13時、16時…
朝、昼、晩。
すごいですね、乗り遅れたら5時間待ちですよ。
大阪の地下鉄御堂筋線なんてのは、朝のラッシュ2分半に1本来ますからね!?
とは言っても、島根県側の宍道~出雲横田では、区間運転が行われていて、 学生たちが通学で木次線を利用しています。 こちらは、だいたい1~2時間に1本…
本数は増えてるとはいえ、乗り遅れたら遅刻どころじゃないですよ。
こんなとこ走るのかい!?
こんなとこ走るのかい!?ってな山の中を走ります。
連続するカーブ、急勾配、
単線ホーム、無人駅
ここは有人駅の出雲横田駅。
大きなしめ縄が駅を守っています。
木次線を走る、キハ120
大きいバスのような感じですかね。
もちろん、電化されていないのでディーゼル!エンジン吹かして坂道を登りますよ!!
さらに宍道駅から備後落合駅までの約80kmを約3時間で走るのですが…
平均すると、
1時間で26.6km
それもそのはず、JR西日本では地方の路線の保線を理由に、速度25km/hに制限する区間を設けています。私がよく見たのは、速度30km/h制限の標識。ゆっくり、ゆっくり走りますよ!
予約必須! 亀嵩駅のそば弁当
木次線、亀嵩駅の構内に
「駅長そば扇屋」という蕎麦屋さんがありまして。
事前に電話予約すると…
列車が来る時間に合わせて、そば弁当をホームまで持ってきてくれるのです!
私が乗ったのは、宍道駅11時21分発の備後落合行。
亀嵩駅に着くのは12時41分でちょうどお昼どき!
というわけで、いただきました。
薬味はかつおぶし、ねぎ、のり。 この上にぶっかけ出汁をかけて…食べる!
うまい!!
蕎麦の香りと甘い出汁…
奥出雲の水、石臼で挽かれたそば粉を使い、手打ちで作ったお蕎麦は最高!
しかも値段もお手頃、ワンコインの500円!
次はゆっくり店内で食べたいなあ
窓がない! トロッコ列車「奥出雲おろち号」
木次線では、春から秋にかけて観光トロッコ列車を運行しています。
JR木次線の木次駅~備後落合駅間を、平成10年4月から運転を開始した「奥出雲おろち号」。2両編成のトロッコ列車を、青と白の色に塗リ分けた車体に星を散りばめたデザインです。 土曜日・日曜日・祝日が出雲市駅が始発となる片道延長運転を実施しています。
運転区間 JR木次線/木次駅~備後落合駅間(60.8km)・1日1往復
運転期間 4月初旬から11月下旬(紅葉期間)までを、主に金・土・日・祝日に運行しています。また、ゴールデンウイーク・夏休み・紅葉期間中には平日も運行しています。
「おろち」は、日本神話の伝説の生物、ヤマタノオロチに由来します。奥出雲にはヤマタノオロチの伝説が残っているそうな…(私はよく知らない)
涼しい時期に、トロッコ列車に乗って、沿線のおいしいものを食べるのも良いかもしれません。
険しい山を進め! 三段式スイッチバックと、おろちループ
鉄道は、急な坂は登れません。鉄のレールと車輪だと、どうしても滑ってしまうのです。しかし日本の山は厳しい。それを克服するのが、スイッチバックです。
ジグザグに線路を敷いて、列車が登れるようにするのです。
木次線では、中国山地を超えるために出雲坂根駅にスイッチバックがあります。
左の線路は、宍道方面。右の線路は備後落合方面。
左の信号が青になり、備後落合へ向けて出発進行!
さらに、出雲坂根~三井野原は、奥出雲おろちループと呼ばれる道路が!
地図で見ると…
車窓から
山越えの高度を稼ぐために作られました。
鉄道も車も、難所なんですね。
列車から、おろちループが見られる場所があります。
運転士さんが列車の速度を落として運転してくれるので、シャッターチャンスを逃さないように。
タヌキも飲んだ湧き水 出雲坂根の延命水
寿命100年の古狸も愛飲したという伝説が残る「延命水」が湧き出でており、古くから列車の乗客や沿線の方々に親しまれています。
屋根つきのスペースに狸が…
冷たくておいしい、まろやかな水。
ペットボトルに入れて持ち帰りました(笑)
長生きしますように!
おわりに
青春18きっぷのシーズンということもあり、たくさんのテツが乗っていました(その中の1人です)
最近はバイクばかりで鉄道は疎遠になっていたのですが、
いざ乗ってみると、テツの血が騒ぎます
それはさておき、
春からはトロッコ列車も運行されるので、ご家族での観光や一人旅にも木次線は最適です。
ローカル線でのんびりした旅はいかがでしょうか。
▼ 大山ゲストハウス寿庵
http://www.daisen-guesthouse-juan.com/www.daisen-guesthouse-juan.com